こんにちは。
KEI.です!
少し前にこんなニュースがありました↓
今回はサッカーのヘディングと脳への影響について考えたことを書いていきます。
ヘディングが脳に及ぼす影響
ヘディングが脳に及ぼす影響については以前から議論されています。
アメリカでは最近10歳以下の子供のヘディングが禁止されました。
今回の研究では、機械によってコーナーキックに似せたボールを放ち、それを連続20回ヘディングさせたところ、脳の機能、特に記憶に関する機能に低下がみられた、というものです。
それに関して、僕の大学のOBの方が詳しくまとめていますので、ぜひ読んでみてください↓
ヘディングは禁止すべきか?
では、子供のヘディングは禁止すべきでしょうか?
僕個人の考えとしては、今のところ、NOです。
理由はいくつかありますが、一番は、
サッカーからヘディングはなくならないから、です。
上記のOBの方のブログでは、サッカーからヘディングがなくなる日が来るかもしれない、と結んでいますが、僕はそれはないと考えています。
サッカーがもしも日本だけで、あるいは一部の地域だけで行われるマイナースポーツであったなら、その可能性はあるかもしれません。
しかし、世界で最も人気のあるスポーツと呼ばれるサッカーで、しかもそのプレーの中で大きな要素となるヘディングを禁止する、、、
よほどのことがない限り(例え、脳に重大なダメージがあることが判明したとしても)、世界の大半の人達はヘディングがなくなることに賛同はしないでしょう。
ではどうするべきか?
ヘディングの練習を!
ヘディングはなくならないけど、ヘディングは脳へ悪影響がある可能性が高い。。。
となれば何かしらの対策は必要になってくるでしょう。
その一つが、アメリカがとったような、子供のヘディングを禁止することです。
しかし、先述したようにおそらくサッカーからヘディングはなくならない。。。
であれば禁止するのではなく、ヘディングの練習をより行っていくことが必要ではないでしょうか?
どのようなヘディングが脳にダメージがあるか?といった研究はされていないようですが、頭部のどこにあたるかによっておそらく脳への衝撃は変わるでしょう。
少しでも脳への影響が少ないヘディングを習得する、それはおそらくヘディングのプレー向上にもつながります。
また、脳への影響を考えた時に、より考えなければいけないのは、長期的な影響ももちろんですが、一番は脳震盪です。(もちろんそれ以外の頭部・脳における急性外傷も)
そしてサッカーにおいてそ、脳震盪の発生はヘディングによるものよりも、圧倒的に競り合いなど相手選手との接触プレーが大部分を占めます。
もちろんその接触プレーには空中でのヘディングの競り合いも含まれ、そのプレーによる脳震盪は非常に多く発生します。(頭と頭の衝突、バランスを崩して地面に頭を打ち付ける、等)
もしもヘディングを禁止することでヘディングによる直接的な悪影響を避けることができるのだとしても、練習不足によって接触プレー時のリスク増加が増加する可能性があるのではないでしょうか?
実際に現時点でも、日本ではヘディングがうまくできない、空中での競り合いがうまくできない育成年代のサッカー選手はたくさんいます。(自分も苦手です。。。)
であるならば、ヘディングの練習およびヘディングの競り合いは禁止すべきではなく、むしろリスクを軽減するためにはより行っていかなければならないもではないか、と考えています。(もちろん年齢によって練習方法やヘディングの量は調節すべきだと思います。)
まとめ
ヘディングは禁止すべきではない、と書きましたが、子供がヘディング練習をするときにはボールを変えてみる(柔らかいボールでヘディングの練習をする)といったような対策は必要でしょう。
また、例えばアメリカのように10歳という年齢までならヘディングを禁止することの育成面でのデメリットは何もないのかもしれません。
しかし、危険な可能性があるから禁止するのではなく、どうやってそのリスクを小さくするか、といった対策を立てていくことが必要だと考えます。
また先に書いたように現段階では、ヘディングによる長期的影響よりも、現場で発生する脳震盪への対応が最優先事項でしょう。
脳震盪への対応もOBの方のブログで詳しく解説されています。
ぜひ読んでみてください↓
結論
ヘディング禁止よりもパントキックで無回転ボール蹴ってくるキーパーどうにかしてほしいです頭割れる。