こんにちは。
KEIです。
今回は大学の、そして蹴球部(サッカー部)の後輩が起業し昨日社長になったのでそのことについて書いてみようと思います。
最近では高校生社長もいることや、あの本田圭佑選手も名古屋グランパス時代にすでに起業していたことなど考えると、大学サッカー選手が社長になることも珍しいとは言えないのかもしれません。
しかしこの行動力。
すごいです。
シェアトレとは?
後輩が設立したのが、「株式会社シェアトレ」です。(ページ下に公式FBへのリンクあり)
筑波大学が行っている、日本初の大学系クラウドファンディング、筑波フューチャーファンディングを利用して立ち上げました。↓
どんな会社なのかというと、現段階では、企業名にもなっているシェアトレというサービスを展開していくことをメインとしていくようです。
シェアトレとは一言でいえばインターネットを利用したサッカートレーニング共有サイトです。
クックパッドってあるじゃないですか?
あのサイトは全国の人たちが料理のレシピを投稿してそれをみんなで共有しよう、ってサービスを行っているサイトです。
それをサッカーのトレーニングメニューで行おうとしているようです。
彼はなぜそんなサービスを展開しようとしたのか
筑波大学蹴球部員は自分のサッカーの練習のほかに、地域の小学生サッカーのチームでコーチをしています。
ほぼすべての部員が近隣のチームに配属され、練習から試合から運営まで保護者の皆さんと協力し合いながら活動しています。(自分はトレーナー活動のためにほぼ参加できていないです。。。)
もちろん役割はコーチなのでメインの仕事は少年たちへのサッカー指導です。
どのチームもそうなのですが、経験のある監督や専属のコーチがいるわけではないので基本的に練習メニューは部員が考え、指導していく形になります。
これまでのサッカー経験と、筑波大学でコーチングのカリキュラム(サッカー指導者のC級ライセンスを3年次に取得できる)もあるのでみんな自分なりの考えをもって指導に当たっています。
ただ、やっぱり自分でやるのと子供に指導するのは全然違うんです。
ACミランやイタリア代表で指揮をとったサッカー界の名将、アリゴ・サッキ氏は
「よい騎手になるために、かつてよい競走馬であった必要はない。」
という言葉を残しています。
この言葉が表すように、選手としてサッカーができても、必ずしもいい指導ができるとは限りません。
後輩も指導面で悩んだようです。
どんなメニューを、どんな声掛けをしながら行っていけばいいのか、それによっては子供たちの未来をつぶしてしまうかもしれない。。。
後輩は上級生のアドバイスをもとに練習メニューを立てることができたようですが、
同じ悩みを抱えているコーチが全国にはたくさんいるんじゃないか、
指導法や練習メニューを共有できる方法があれば悩みが解消されるのではないか
と考えたそうです。
ここからシェアトレのアイデアにつながったんですね。
シェアトレでどんなことができるのか?
メインとなるのは最初に述べたようにサッカーのトレーニングメニューや指導法の共有です。
全国の指導者の方が情報を投稿し、共有できるサイトを目指しているようです。
また、クックパッドのように会員制度も考えていると話していました。
クックパッドでは人気の高いレシピは有料会員登録しなければ閲覧できないようになっています。
それはそのレシピの質や信頼性が高いことを保証する役割も兼ねています。
同じようにシェアトレでも、コーチングライセンス保持者やそれ以外にも人気や質の高い投稿をみるためには会員登録の制度を作り信頼性を保証していこうとしているようです。
またそれ以外にもたくさんのアイデアを持っているようで、非常に楽しみです。
彼は、サッカー界を底上げしたいと語っていましたが、このサービスの登場で、指導の現場が大きく変わる可能性もありそうです。
結局は行動力
なにがすごいって彼の行動力。
この活動を彼が最初に開始したのは大学1年生の時です。
いやぁ、なかなかできないです。
アイデアはもちろんですが、それを自分で表現して、仲間を集めて、お金を集めて、実行して、社長になる。
この行動力。
また、早い段階で蹴球部のOBである元日本代表、井原正巳さんのもとへ赴き賛同を得ていました。
その後は同じくOBの元日本代表中山雅史さんの賛同も得ています。
すごい。。。
この先のプランもすでに出来上がっているようで益々楽しみです!
公式FB↓があるのでぜひ見てみてください!
新聞やTVでも取り上げられている様子も見ることができます。
後輩のこれからの活動へのご声援宜しくお願い致します。
まとめ
大学2年にして社長になった彼の活動をこれからも陰ながら応援していきたいと思います。
ただ
・手段であるはずのトレーニングが目的になってしまわないか?
・共有した指導法やトレーニングを実行していくことは、トレーニングの個別性が保てるのか?
・会員登録等の仕組みを用いたとしても信頼性の部分での不安
など個人的に思うことはあります。
ただ彼ならそれらの課題も解決していくのでしょう。
非常に楽しみかつ刺激的なできごとでした!