こんにちは。
KEIです!
今回は以前のブログ↓の続きです。
今回のテーマはスポーツの世界でトレーナーになるにはどうすればいいか?です。 自分の経験を交えて書いていこうと思います。
1.トレーナーを目指す道筋
現在日本でトレーナーを目指す場合、一般的には以下の3つ方法があると思います。
国家資格(鍼灸師、柔道整復師等)や民間資格(アスレティックトレーナー等)の取得を目指し、専門学校や大学に通い、そこからスポーツの世界へ入っていく。
体育系学部のある大学へ入学し、そこで学んだことを活かして、トレーナーを目指す。
フィットネスクラブなどに就職し、パーソナルトレーナーを目指す。
この中で僕が高校卒業時に選んだのは、2番目の、体育系学部のある大学に入学する、という道です。
なので今回僕は このルートについて書いていきます。
2.体育系大学からトレーナーを目指す
僕がスポーツの世界でトレーナーとして働きたいと考えたのは、高校2年生の冬でした。 まず初めに考えたのは理学療法士を目指し、そこからスポーツの世界へ入っていくことでした。
しかし、
・理学療法士になったとしてもスポーツの世界に入ることができることができる人は一握りだということ
・スポーツの世界に入っていくためにコネクションが重要だと知ったこと
・理学療法士というよりもスポーツ全般に興味があったこと
などの理由から進路を筑波大学体育専門学群に決めました。
あとは、高校のサッカー部の顧問が同大学の同学部出身であったことも大きいです。
体育系の大学への入学についてはまた別記事で書いていこうと思います。
体育系大学に入学するメリット
僕がこの道を選んでよかったと思うことを挙げていきます。
実際の現場での経験を積めること
スポーツに、またそれ以外の様々な物事に関する幅広い経験と知識を得られること
競技者としてサッカーを続けることができたこと
サッカー界、スポーツ界とのつながりができたこと
〇実際の現場で経験を積めること
一番大きいのはこれです。
ここでいう現場とはサッカーチームの活動のことを指しています。
もちろん専門学校や医療系の大学・学部に進んでいたとしても現場での経験は積めたと思います。
しかし、この環境では、
・傷害予防
・コンディション管理
・リハビリ
・トレーニング指導
・トレーナーチームのマネジメント
・医師との連携・コミュニケーション
など今思いついたものを挙げましたが、これ以外にも多くの経験を大学トップレベルのサッカーチームでできています。
自分の能力不足・経験不足を日々痛感していますが、日本中の同年代の中で誰よりも恵まれた環境で活動させていただいていると感じています。
〇スポーツに、またそれ以外の様々な物事に関する幅広い経験と知識を得られること
今の大学では、スポーツや体育に関する分野で、医学的な視点からだけではなく、トレーニングの視点、政治の視点、産業の視点、心理学の視点、教育の視点など様々な方向から学ぶことができました。
僕の卒業領域の研究はトレーニングやコーチングに関する分野の研究室に所属して行っています。 トレーニングに興味があったり、フィジカルコーチを目指したい人などは、体育系大学を目指すことをおすすめします。
また、大学という環境では体育・スポーツ以外にも様々な分野を学んでいる人たちがいます。
一つの分野に染まりすぎることは、視野が狭くなるというデメリットがあると思うので、その点大学という環境は恵まれていると感じています。
〇競技者としてサッカーを続けることができたこと
もともとサッカー選手としては3流だったので早くからトレーナーを目指していました笑
しかしこの環境で、さらに上のレベルを目指してサッカーを続けることができていますし、またそれはトレーナーの活動にも大きくいきています。
例えば、選手が怪我をしたとき、その状態を理解するのに、また選手の言葉を理解するのに自分が選手での経験はプラスに働きます。
またトレーニングを指導する際にも、何が足りず、何が必要か、何を行うかは知識はもちろん経験も必要となります。 その点に関して、自分が選手として実践してみるというのは重要なことであり、有効です。
何よりも、サッカーが好きだというのが根底にあるので、プレーヤーとしてここまでやってこれたのは幸せなことです笑
〇サッカー界・スポーツ界とのつながりができたこと
スポーツ界は、いえ、社会は、自分がどう行動するかが最重要だと思います。
しかし、今後自分がその世界で生きて行こうと考えているときに、この4年間での様々な人との出会いは財産です。
それは、同期はもちろん、後輩や先輩方、サッカーやトレーナー活動の中での出会いすべてです。
今後この出会いをどうするかは自分次第ですが、このつながりは大切にしていきたいと思います。
デメリット
では、今度はデメリットを挙げてみます。
もちろんデメリットがあるので。。。
専門的技術の習得は難しい
独学が中心となる(明確な教育プログラムはない)
卒業後資格取得のため専門学校等へ通いなおす必要があるかもしれない
✕専門技術の習得は難しい
例えば鍼灸師の専門学校へ通えば、鍼灸治療の技術を習得することができます。
理学療法士の学校へ通えば、理学療法を学び、その技術を習得することができます。
その点、体育系の大学・学科へ通うことで医療的な専門技術を十分に習得することは難しいです。
もちろん、自らの学ぶ姿勢、行動によって可能ですが、鍼灸師の方や理学療法士の方と関わらせていただくと自分の技術の無さを痛感させられます。。。
多くのトレーナー志望の先輩方は卒業後に専門学校へ入学しています。
✕独学が中心となる(明確な教育プログラムはない)
もともとトレーナーを、また医療関係者を要請する機関ではないため、体系的な教育プログラムは十分とは言えません。
もちろん、スポーツ医学や解剖学、生理学など基本的なものは授業で学ぶことはできますが、それも医療系の教育機関に比べればとても浅い内容です。
実際に現場で活動し、その中での課題を自分で学んで解決していく、というのが中心となってきます。
もちろん完全に独学というわけではありません。
例えば、筑波大医学体育専門学群では、3年時から希望する研究室に配属されることになり、その中には外科系スポーツ医学研究室や、僕の所属しているコーチング論・トレーニング学研究室などの研究室もあります。
そこでは医学的知識やトレーニングに関する知識を学ぶ機会を得られます。
また、先輩方、先生たち、外部の方から学ぶ機会は、自分の行動次第でいくらでも得ることができ、非常に勉強になっています。
結局は、自分で行動するかどうかです。
✕卒業後資格取得のため専門学校等へ通いなおす必要があるかもしれない
上記したように、僕の通う大学でトレーナーを目指す人の多くは、卒業後に鍼灸師などの専門学校へ入学しています。
これは必須ではないですが、トップレベルで活動したいと考えたときにはやはり必要になると思います。
その分お金も時間もかかってしまうのはデメリットともいえます。
「結局専門学校に入りなおすなら、4年分遠回りだ。」
と考える人もいるでしょう。
僕自身も来年以降専門学校に入学し、国家資格取得を目指そうと考えています。
しかし、この4年間があったからこそのその選択であり、まったく後悔していません。
3.まとめ
今回は自分の経験をもとにトレーナーを目指す道筋をかいてみました。
これは僕の経験から書いていますので、体育系の大学だからといって他の大学でもこのような経験ができるとは限りません。
ただ、言えることは自分の行動次第でどうにでもなるということです。
もちろんこれは現在の自分に至るまで、22歳現在までの道筋です。
僕はまだプロのトレーナーにはなれていませんし、その挑戦はまたこれから始まります。
今後もこの話題は随時書いていきたいと思います。
ありがとうございました。